(打ち込める何かを見つけろ!…③からのつづき)
高校2年の体育大会、この年も最終競技、色別対抗リレーの選手に選ばれた。そこは良かったのだが体育大会以前にある失敗をしてしまった。
遅刻の危機であった・・・。
体育大会当日はその準備のため、普段より早く登校する必要があったが、乗る電車の時間を間違えたのだった。
下の図で説明すると、正しくは、
地鉄電車 6:30頃 開発駅発、→6:50頃 電鉄富山駅着(赤い線)
JR 7:00頃? JR富山駅発、→7:06頃? JR東富山駅着(緑の線)
このように行動しなければならなかった。
午前7時前、自転車で開発駅に着いたが誰もいなかった。
「これはもしかして・・・」駅舎に入って電車の時刻表を確認する。午前7時頃の電車はない。「駅に来るのが30分遅かった!」学校に間に合うのか?動悸が激しくなる。
田舎なので地鉄は朝夕は30分間隔の事もあるが、通常は1時間間隔だ。
めまぐるしく計算する・・・まず自転車に乗り”全速力”で南富山駅方面へ向かう。南富山駅付近からは市街地となっていて市電の発着駅がある。そこで市電に乗り富山駅へ向かう。市電は数分間隔で運行しているので、乗り換え時間にロスはない。計算上では、本来より1本遅れるが、東富山駅方面のJR列車に間に合い、遅刻は回避される。
下図 青線が自転車。オレンジ線が市電。
6:55頃 自転車 開発駅出発、→7:05過ぎ、市電南富山駅到着
7:10頃 市電 南富山駅発→7:25頃 富山駅着
7:30分過ぎのJRに乗る・・・。
心臓も裂けよとばかりに全速で自転車を漕ぐ!市電南富山駅着、市電に乗る!大丈夫、時計を見るがJRに間に合いそうだ・・・。
遅刻は免れたものの、自転車を漕ぐこと10分以上、大きく体力を消耗してしまった。体育大会当日という大事な日に・・・。雑な行動、準備不足。こんな事で大丈夫なのかと不安を感じるのであった。
打ち込める何かを見つけろ!⑤へ続く・・・。
追記:実は高校生時代に開発駅発の電車にギリギリ間に合わず、自転車で直接南富山駅に向かったことが数回以上あった(乗りそびれた)。普段は7時27分?ころの地鉄電車を利用していた。
調べてみると、開発→南富山駅間は電車で9分。晴れの時は電車に追いつけないが、雨天の場合、南富山駅付近で地鉄電車に追いつける事があった。雨天時は電車のスピードが遅くなっていたと考えられるので、自転車で開発駅から南富山駅までかかった時間は11分くらいではなかっただろうか。
電車に乗っていた誰か(クラスメートか同学年の人)が、自転車で電車に追いついた自分を目撃していて、そのスピードがクラスで話題になることもあった。あまりほめられたことではないが・・・。